仔だぬき

以前、遠くからなのだけど子供の狸を見かけました。
後ろの片足をずるように、半分跳ねるように歩くその子は、親からはぐれたのか
それとも引き離されたのか、ひとり。

プランターの間に体を埋めてみたり、鉢にすりすりしてみたり。
痒いからっていうより寄り添えるものを探しているようでした。

うっかり、
たぬちゃん。たぬちゃんどこへ行くの?
行くとこないならうちにくるかい?

なんて呼びそうに。

野生動物は人に慣れない。
慣らしてはいけない。
それより何より、人間でしかない自分にちょっとショックでした。

猫と毛糸だま2

氷月草の落書き部屋。 拙いながら描いたものを展示しています。 こちらはハンドメイドギャラリーよりも更新が遅いですがよろしくお願い致します。

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